そうしてことの序でに学について真面目に努力しているかのような外観を装うために、この種の諸関係を前提とすることから結論として導き出す遁辞についても、さらにはすべてに解答を与えてやろうとしてとやかく心を苦しめることも無用である。そんな苦労をせずに、これらすべてをでたらめで気まぐれな「表象」として即座に投げ捨ててしまってよいであろうし、またこれらの「表象」に結びついている「絶対者」とか「認識」とか「客観的なものとか」とか「主観的なもの」とか、その他無数の語の意味は一般によく知られているとして、この意味が前提して用いられているがこんな用法は詐欺とさえ見なされてよいであろう。なぜなら、一方ではこれらの語の意味は一般によく知られていると言いふらし、他方では自分でもそれらの概念をもっていると言いふらすのは、この概念を与えるという主要課題は、これを省略するつもりとしか見えないからである。こういう省略よりも、むしろ学自身をさえ拒否するつもりであるところの、この種の表象やお題目については、およそ一顧の注意をも払う労力を省略する方が正当であるであろう。けだしこれらの「表象」やお題目は、学が登場するあかつきには、即座に消え失せるところのうつろな現象に過ぎないからである。『精神の現象学』 ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル 金子武蔵訳 岩波書店 1971年

 

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separation分離(
specific ⇔ abstract抽象(
general一般( (identified →(certificated((reflection)special特殊))
(common共通(individuals個別))

 

(a)(内)個体
(ⅰ)物と「(シーケンス)」の対応(表現)  一般性ⅰ
(ⅱ)「(シーケンス)」と定在の対応(感覚機能)  一般性ⅰ
(ⅲ)「シーケンスで指示しうる」とした対象(実例)からの一般化(統合)  特殊性ⅰ → 一般性ⅱ

 

(b)客体の更新(または生成)
(ⅰ)対象と不変な配列(特に文字列)の対応(objects客体)  一般性ⅰ
(ⅱ)不変な配列と存在(名前)の対応(intellect理知)  「一般性」(一般性ⅰ)
(ⅲ)不変な配列が示している実例からの一般化(再統合)  特殊性ⅰ → 「一般性」(一般性ⅱ)
 

(a)の通り、常に、人間は論理に従っている。人間の活動の全領域で、【general一般、special特殊、common共通、individual個別】という表現で指示される対象は成立している。「実例」の観念もまた必要ではなく、「人間は言語を用いて学習する」は、【general一般、special特殊、common共通、individual個別】で指示される何かを対象にとり、これの成立を含意する。(【舟】【歹】【朱】【固】【gene-】【sp-】【com-】【in-】の蓄積から生起する印象は、ある言語(その文化)の固有性である。実生活からは同様に、【血縁】【土地】【明暗】【種】【数え上げ】など、基礎的な事柄の牽連を認められるが、文化に過ぎない。)

 

立てられる定理は無数であり、事物の還元の仕方は無数である。ともあれ、人間の(言語)活動が高度化するほど、順序をとりつつ、【general一般、special特殊、common共通、individual個別】という表現で指示される対象が、マクロ現象化する。(つまり、人間は群に対して(相応な正統性で)属する集団を境界付ける。要は、個体の意欲であるスタンスのとり方の性向である。)

 

要諦は、人間は言葉(名前)で外界を表現し、名前(表現)で物体を指示し、想像している対象(仮想)は、表現ー名前ー物体で、一致させていることである。また、人間は、他人の記憶は覘けず、今、他人が想像している内容(イメージ)は観えない。では、ある個体が「Aの一般性」などを述べた場合を、(つまり、「客体A」について自明な(合意している)個体二つを準備して、)無理矢理に構図にすると、以下の様になる。

 

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(ⅰ)(reflection再帰) 
「一般性」( identified(対象)

⇔(certificated((reflection鏡映)specially特殊に)
(common共通(処理)(individuals個別(名前) )))
((certificated)recursive繰り返し)
((separated and specific)individuals個別(表現))
(((recursive入れ子)identified同一)specials特殊(物))
 


 
(ⅱ)(reflection) 
「特殊性」( identified(対象)

⇔(certidicated((reflection)generally一般に)
(individual個別((処理)commons共通(名前) )))
((certificated)recursive)
((separated and specific)commons共通(表現))
(((recursive)identified)generals一般(物))
 

 

(ⅲ)(reflection) 
「共通性」( identified(対象)

⇔(certificated((reflection)individually個別に)
(general一般(処理)(specials特殊(名前) )))
((certificated)recursive)
((separated and specific)general一般(表現))
(((recursive)identified)individuals個別(物))
 

 

(ⅳ)(reflection)  
「個別性」( identified(対象)

⇔(certificated((reflection鏡映)commonly共通に)
(special特殊(処理)(general一般(名前) )))
((certificated)recursive繰り返し)special特殊(表現))
((separated and specific)commons(表現))
(((recursive入れ子)identified)commons共通(物))

 

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https://www.metmuseum.org/
Artist:Rantei (Japanese,)
Period:Edo period (1615–1868)
Date:late 18th–early 19th century
Culture:Japan
Medium:Ivory
Dimensions:H. 1 1/2 in. (3.8 cm); W. 1 1/8 in. (2.9 cm); D. 1 3/8 in. (3.5 cm)
Classification:Netsuke
Credit Line:Bequest of Stephen Whitney Phoenix, 1881
Accession Number:81.1.72