マタイによる福音書 (10:24)弟子はその師以上の者ではなく、僕はその主人以上の者ではない。

マタイによる福音書

2535)あなたがたはわたしが空腹のときに食べさせ、かわいていたときに飲ませ、旅人であったときに宿をかし、

2536)裸であったときに着せ、病気のときに見舞い、獄にいたときに尋ねてくれたからである』。

 

アウグスティヌス の教えの影響のもとに、これまで時間は高い評価というよりはむしろ低い評価を受けていた。〈時間〉(tempus)は、はかなさの代名詞だったのである。……永遠(アエテルニタス)と永世(アエウム)の相違を説明するのは、それほど困難ではなかった。言うまでもなく、〈永遠〉とは過去も未来も知らない神の無時間的で不動の永遠の今である。しかし、〈永世〉は運動を有し、それゆえ過去と未来を有する類の無限の持続であり、権威あるあらゆる典拠に従えば、これも終末なき恒久性と考えられていた。『王の二つの身体 中世政治神学研究』 エルンスト・H・カントーロヴィチ 小林公訳 平凡社 1992年 281頁

 

飽くまで、cycle循環に立っていて、反復が立つ。しかし、システムを蝕知させる現れと、システムの一分節をdeviceとして誤認同一視すれば、循環と反復が転倒しうる( * repetition(反復)itinerary(巡回))。自動化された財物が増加した。人は同時に二つのところに存在しない。

  

マタイによる福音書

1024)弟子はその師以上の者ではなく、僕はその主人以上の者ではない。

1025)弟子がその師のようであり、僕がその主人のようであれば、それで十分である。もし家の主人がベルゼブルと言われるならば、その家の者どもはなおさら、どんなにか悪く言われることであろう。 

 

したがって、『政治学』におけるアリストテレスのポリス観の基礎が、現象(ファイノメナ)と通念(エンドクサ)にほかならず、彼の説がいわゆる「思慮分別のある人々(フロニモイ)」の考え方を代表するものだという見方には、これまで以上に信を置いてもよかろう。かつて、彼の教えを受けたマケドニアアレクサンドロス大王(在位前三三六-三二三年)であれば、世界国家の実現などということを夢見たかもしれぬが、アリストテレスには考えもつかぬ無想だった。さらにまた、当時流行連邦主義者たちが、その父王フィリッポスによって三三八/七年に創設されたコリントス同盟にばら色の将来を見、「ヨーロッパ合衆国」ともいうべきものを夢想していたにせよ、そのような発想もアリストテレスには無縁のものであった。アリストテレスによれば、あたかもE・F・シューマッハーの考えを先取りするかのように、「スモール・イズ・ビューティフル」であり、ポリスこそ、人類にとって善なる生を実現するためにちょうどよいサイズと形を備えた政治的共同社会(コイノニア)なのであった。
しばしば誤訳され、誤解されるのだが、「人間はポリス的動物である(ゾオン・ポリティコン)である」という有名なアリストテレスのの格言の真意は、まさにここにあった。「政治的動物」という陳腐な訳では、その真意を見失ってしまうだろう。「ゾオン・ポリティコン」とは、人間の潜在的可能性、つまりアリストテレスのいう社会生物学上の「目的(テロス)」を、あますところなく実現するべく、その自然の本性にしたがって設計された生き物を意味する。そしてその目的は、あくまでギリシア人ポリスによって構成された政治的枠組みの内部でしか実現されえない、というのがアリストテレスの考えであった。彼によれば、人間は本性上「共同社会に生きる動物(ゾオン・コイニコン。『二コマコス倫理学』一〇九七b一〇)」であるが、他の形態の共同社会がたんなる生存のための手段しか提供しえないのに対し、人類が真に倫理的に善なる生活を営むことができる社会は、唯一ポリスのみであるという。そこで営まれる生活こそ、『二コマコス倫理学』で分析と議論の対象になっている、「安寧幸福(エウダイモニア)」にみちた生活なのである(ちなみに『二コマコス倫理学』はある意味で『政治学』と二分一対を構成しており、前者が第一部、後者が第二部をなす)。『古代ギリシア人 自己と他者の肖像』ポール・カートリッジ 橋場弦訳 白水社 2001年 184頁

     

「法」は、(希)phusisに対する(希)nomosとは限らず、はたまた、(羅)ius(羅)lexではない。仏教と文人官僚の思考では、根に「ケンカにならないように」「たくさんつくる」が来てしまう。しかも、'original nature'「本性」云々として、釈明を要さず、来る。翻訳では、玉虫色で光沢のある「理」と同様に、泡立てる「法」が濫用される( * Dharuma)

 

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https://www.metmuseum.org/
Date:19th century
Culture:Japan
Medium:Ivory
Dimensions:H. 1 9/16 in. (4 cm); Diam. 1 5/16 in. (3.3 cm)
Classification:Netsuke
Credit Line:Gift of Mrs. Russell Sage, 1910
Accession Number:10.211.857